ニセ科学からの視点で読み解く健康

歯科医でインプラント治療を勧められた方もいるでしょうが、それは歯を抜いた、あるいは抜けた後で、歯根からあごの骨に埋め込んだ人工の歯を作ることだと考えてください。ブリッジや入れ歯との根本的な違いとして、インプラントは人工歯根を骨に埋め込むことによって自分の歯と同じような強度があり、メンテナンスが十分であればかなり長く使えます。インプラント治療には健康保険が全く適用されないので、治療費がかかってしまうことも知っておきましょう。残念ながら、インプラント治療は普通は保険適用外で、全て自己負担ですが、医療費控除で払ったお金を取り戻すことはできます。医療費控除は職場の年末控除の対象ではなく、個人で確定申告をしてすでに収めた税金を取り戻す申告をします。確定申告をするときの注意点として歯科医でお金を払ったときにもらう領収書が医療費を払った唯一の証明ですから絶対再発行されないと肝に銘じておき、暦年の1年分、しっかり取っておきましょう。ごく普通の歯科医院で、外来診療を受けてのよくあるケースのインプラント治療でも、当然、院内感染のリスクはゼロではありません。

治療を受ける歯科医院を選ぶときは、感染症対策についても調べ、納得した上で決めることが、キーポイントの一つです。感染症対策について、具体的な取り組みをウェブサイトの中で説明している歯科医院も当たり前のようになっていますから、そこで調べるのも良いでしょう。長年放っておいた虫歯があり、結局、歯を抜くことになってしまいました。両隣の歯は残っているので、ブリッジでも良かったのですが、インプラントにもできるということでメリットとデメリットを説明されて治療を受ける決心がつきました。保険がきかないため、高額になりますがしっかり噛むためにはインプラントが良いとのことでした。インプラントで噛むようになり、しばらくして自分の歯と同じように噛めたのでこれで良かったと実感しています。